『アニマル横町』

第38話 「どき☆どき 魔法少女あみの巻」 / 「どき☆どき ケンタの弟?の巻」
ものすごく久々に『アニ横』で笑った。
というのもBパート冒頭部分のケンタいじりが秀逸だったのですよ。
ケンタそっくり(ではないのだが)のぬいぐるみにケンタと名付け、ケンタの嫉妬心を煽るところでまず一笑い。
更に、ケンタとぬいぐるみの区別がつかないというくぅちゃんの設定がまさに白眉!
ケンタとぬいぐるみの差異をマフラーの有無でしか判断できなかったり、ぬいぐるみがケンタにツッコむというケンタの個性を反故にするこのケンタいじりは実に原作的!!
ケンタのアイデンティティをロストさせる正しいケンタいじりの方向性を踏襲した設定に大興奮でした。



ま、こんなことに興奮してしまうこと自体が、本作の低調さを物語っているわけですよ(苦笑)。
面白かったのは冒頭部分だけで、その後の展開がまさにグダグダの一言。
どうしても起承転結を付けないと気が済まないらしく、教科書通りのドラマツルギーに暫し沈黙。
何でこの話に「ストーリー」を付けようとしてしまうんだ!!
無用の長物だ!! んなもの!!



枝葉末節の巧さはあったんですが、構成がダメダメ。
もっと冒険してください、竹内さん。
ちなみにAパートはあみの呪文シーンのバンクに辟易。
それギャグになってないですから、横谷さん。