2008-01-01から1年間の記事一覧

『ニュー・シネマ・パラダイス(完全版)』(1988)

−映画を愛すること− アルフレードは映画になった。 燃えさかるフィルムとともに、失明したアルフレードは、映画そのものになった。 永遠に「見る」ことの叶わない「見られる」存在となったアルフレード。 そして彼の発する言葉は、すべて映画によって形作ら…

『ネットゴーストPIPOPA』

機械が苦手の主人公が電脳都市に引っ越してきててんやわんやするさまは、世界観に戸惑う主人公に視聴者が感情移入しやすい上、冗長になりがちな設定の説明に違和感を感じさせない。 その世界では当然のことが、見ている私たちにはいちいち常識的ではないので…