2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハルヒ的手法の一般化とカネに纏わる話

http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20060523/p3http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20060529/p2上記2記事、興味深く読ませていただきました。 ははあ、祭り型コンテンツですか。言い得て妙です。 後者の記事にあった今回のブレイクでハルヒ的手法が一般化するか…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

#14のラストシーンであるアッカンベーの真意 昨日、この話数の鍵は映像における過剰と省略にあるような気がすると書きました。ではその根拠を以下に書き記していきたいと思います。 「過剰」についてですが、同じ構図からのショットの反復がまず目に付き…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

#14第九話 「サムデイ イン ザ レイン」 このレイアウトとカット割の感覚は山本寛さんのコンテっぽいなあという感じがしました。 部室の対角線上に置かれた固定カメラによる俯瞰の執拗さはちょっと普通じゃなかったです。 それと今回のワンカットの異様な長…

『フルメタル・パニック?ふもっふ』

第14話 女神の来日(温泉編) あ〜、ちなみに話数はDVDに記された話数に準じてますので悪しからず(←言うの遅すぎ)。 この話数はものすごいエンターテイメントでしたね。パロディあり、エロあり、青春あり、哲学ありととにかくいろいろなエンタメ要素が凝縮…

カレイドスター OVA EXTRA STAGE「笑わない すごい お姫様」

一番最初に思うのは、この話を無理矢理30分に纏めることはなかったのではないかということ。 個人的には、メインどころのキャラクター以外だとフールが一番好きなので、TVシリーズでは触れられなかった彼の昔話をもう少し丁寧に掘り下げてほしかったんですけ…

『桜蘭高校ホスト部』

一言程度で。 第7話 「ジャングルプールSOS」 テンポがイマイチ。アクションメインであのだらだらしたテンポはキツかったなあと。メインはアクションじゃなくてモリ先輩とハニー先輩の関係を説明する方だった? 第8話 「太陽と海とホスト部」 カニによるモン…

『フルメタル・パニック!The Second Raid』

Scene 06 「エッジ・オブ・ヘブン」 そりゃね、散髪のシーンはすごいですよ。でもですね、やっぱりこの話数で一際瞠目せねばならないのはシナリオですよ。 もう、何という情感あふれるシナリオでしょう!! 『涼宮ハルヒ』でも感じましたが、山本寛氏は脚本…

『アニマル横町』

第33話 「どき☆どき 突っ込み道2 の巻」 / 「どき☆どき ガーデニング の巻」 Aパートはノーコメントで(笑)。 Bパートにはちょっと真面目に触れてみます。 ケンタがピーマンが嫌いという設定がとても子供向け。実際にピーマンを育てることで情が移り、…

『フルメタル・パニック!The Second Raid』

「Scene02 水面下の情景」 素晴らしく面白かったです。 今回も演出上、私が見ていて感じたことを逐一時系列順に羅列していきます。映像を言語化するという不毛な行為のため、見難いですがご了承ください。 まずはAパートから。 最初の日常描写からやっぱり…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

#10第八話 「孤島症候群(後編)」 今度はコナンでした。 キョン妹の参加意義も明らかに。 荒谷朋恵さんって演出もされるんですね。 台風の雨の描写は『AIR』第8話での雨のエフェクトと似てる感じがしました。ま、撮影技術なんてトーシロには分かりゃしな…

『フルメタル・パニック!The Second Raid』

TSR

フルメタル・パニック! The Second Raid Scene01 +α [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2005/09/23メディア: DVD クリック: 19回この商品を含むブログ (24件) を見る『ふもっふ』も『AIR』も見終わってないのに『TSR』に手を出す節操な…

『機神咆吼デモンベイン』

第1話 「I AM PROVIDENCE」 予備知識皆無で視聴。 ざっくばらんに感想を書くと、シナリオがなあという印象。キャラ紹介と説明セリフが異様に多くてテンポがいまいち。ま、ハイファンタジーなので仕方ないところではありますけど。オーソドックスなストーリー…

『カレイドスター』

全話視聴後感想まとめ 第40話から第51話まで一気に視聴。 いいものを見せてもらいました。ありがとうございました。特に50話のBパートは涙が止まりませんでした。 何をどう書くべきか困ってしまいますが、(いねーと思うけど未視聴者のために)具体的に作品…

よくわからない決意表明

今さっき山本寛氏演出の『AIR』第5話を見終わりまして。 山本寛さんと武本康弘さんと池田和美さんの出演されてるオーディオコメンタリー聞きまして。 あ〜、そうか2話と3話は写実主義だったのかorz あ〜、そうか5話は幻想性を混在させてたのかorz なんか…

『AIR』

今回は感想というよりも出来の悪い論文みたいなものです。なるべくスルーしてください。 第2話 「まち -town-」における山本演出の小津的装置「食べること」 今回の演出は山本さんらしくないように見える。それはカットを割りまくったり、切り返しまくった…

『AIR』

AIR

AIR 1 初回限定版 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2005/04/06メディア: DVD購入: 1人 クリック: 55回この商品を含むブログ (196件) を見る第1話 「かぜ 〜breeze〜」 はっはっは、買っちゃいましたよ、TVアニメ版AIRのDVD。IN SUMMERまで…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

#8第七話 「ミステリックサイン」 序盤のキョンのモノローグで七夕発言連発。伏線の張り方が今までより雑な気が。 ちょっと杉田智和さんの演技が過剰だった感も。 それと一番気になったのは、コンピ研部長の部屋の前での俯瞰のカット。キョンの等身がちょっ…

『フルメタル・パニック?ふもっふ』

第3話 「すれ違いのホスティリティ」 / 第4話 「空回りのランチタイム」 すごい演出ですね、これ。この第3話、第4話はちょっとハンパじゃない。 以降、見ながらメモした部分を抜粋。 第3話 冒頭の「夏」の字の大写しの後に空と雲のカットを入れ、「目」の…

第4話での榎戸洋司氏の主張

私は原作未読組なので、doofratsさん(id:doofrats:20060507)やur5さん(id:ur5:20060507)が記されているように、既読者が感じているアニメにおける原作との乖離についてはよく分かりません。ですのでここでは単純に未読者の観点からアニメ版『桜蘭高校ホスト…

「アニメージュ」2006年6月号

あ〜そうか、6月号ってアニメグランプリか。アニメ様の「この人に話を聞きたい」も休載だし、インタビュー記事は声優が多いし、個人的には何だかなあという内容。 更にその気分に追い打ちをかけるかのように、今月も『アニ横』脚本に園田さんがいないことが…

『桜蘭高校ホスト部』

第6話 「小学生ホストはやんちゃ系」 どの号のアニメージュだったか忘れましたが、榎戸洋司氏が「れんげは原作と違ってレギュラー化します。だってキャラがおいしすぎるんだもん(笑)」みたいな発言をしてたんですが、今回の話数を見てようやく分かりまし…

『大反省会 3年目のルサンチマン』を読んで

山本寛監督、辛矢凡特技監督によるスタジオ枯山水のHPにある『怨念戦隊ルサンチマン』の反省会を読んでの感想です。 私は特撮に詳しくないし、勿論『ルサンチマン』も見たことないですし、自主制作で映画撮ったこともないので専門用語をググりつつ、ひーひ…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

#9第六話 「孤島症候群(前編)」 ワインはないだろうと思ってたけどキョン妹が合宿に参加する必然性はよく分からないですね。 ま、原作との相違点を列挙したりとか、次回が「ミステリックサイン」である意味は何かとか、そういうことは別に自分がやらなく…

『涼宮ハルヒ』と「藤岡ハルヒ」

今日一日中近所の図書館でアニメージュを読み倒していたんですが(←暗いなあ(笑))、4月29日に記したようにどうして自分が『涼宮ハルヒの憂鬱』よりも『桜蘭高校ホスト部』の方にアニメとしての魅力を感じるかについてのヒントを発見したので備忘録として…

『カードキャプターさくら』

第57話 「さくらと小狼とエレベーター」 やっぱりいいですね、この回。 さくらと小狼がお互いを名前で呼ぶようになるというようなシナリオ的な良さよりも、やっぱりこの回は演出が抜群にいいです。以降見ながらメモしたところを具体的につらつら書いてみます…

『アニマル横町』

コミックス第7巻6月発売 原作者の前川涼さんのブログにて告知。書き下ろしもたっぷりとのことで楽しみです。 第30話「どき☆どき 家庭訪問の巻」 / 「どき☆どき 初めての自転車の巻」 見切りたくなってきたんですがorz 園田英樹さんの脚本がここんとこ暫く…

カトゆー家断絶さんに25日の感想文をリンクして頂いて以降、色々なニュース系サイトなどにも取り上げていただいたみたいで、なんだかすごいアクセス数になっててびっくり。ログから遡れたサイトさんの意見は読ませていただきました。ありがとうございまし…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

#3第五話 「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ」 すごいですね、やっぱり。う〜ん、すごい。 感嘆ばっかりしててもしょうがないので、何に感嘆しているか肝胆を砕いて簡単に説明すると(←洒落じゃないよ(ぇー)、多分私は山本寛氏に感嘆してるんだと思います、確証はない…