『アニマル横町』

第13話 「どき☆どき 大掃除の巻」 / 「どき☆どき 温泉の巻」
年内ラスト放送分。
Bパートの脚本が園田英樹氏。
ほとんどオリジナルのシナリオでしたが、無難にまとめられていてさすがの一言。
ギャグものとしてウケたか否かと問われれば、否と正直に答えますが(笑)。


細かいツッコミを入れると、Bパートで卓球をするのはあみちゃんじゃなくて、イヨとイッサの方が良かったと思う。あみちゃんはアニ横住人と一緒にワルノリするというよりも、常識的なツッコミの立場だと思うんで。
総じてあみちゃんのキャラクターの立場は、アニメでは曖昧だと思うんですよね。Aパートではイヨに家具類等すべて飲み込まれて、部屋滅茶苦茶にされたくらいでピーピー泣いちゃう。そんなことじゃあみちゃんは務まらないわけですよ(笑)。原作的な冷めてるあみちゃんが描かれないのが、アニメでのアニ横住人とのカラミを見ていてもしっくりこない要因のひとつなんですよね。
あと、Aパートでのイヨの掃除機能力にケンタが驚いたり、Bパート冒頭でのイヨの不思議能力をケンタとイッサが把握し切れてないという設定はいかがなものかと。
アニ横」=「非日常」であって、「あみちゃんのいる世界」=「日常」という明確な対立があった方がいいと思うんですよね。じゃないと、「アニ横の常識」=「現実世界の非常識」が無条件に成立しないと思うんで。
まあつまり、イヨくらいのヤツは平気で居るんだというくらいのスタンスで書いた方が、常識では計れない行動をしたときにより説得力が出ると思うわけで。