『あたしンち』

第165話 「父、ちんちくりんっ」 / 「教える、教えない」
Bパートは今年最後の放送にして最高のシナリオでした。
あたしンち』は、面白いときとつまらないときの差が激しいなあと個人的には思うんですよね。
何だかんだ言って毎週楽しんで見ているんですが。
今回は「人に注意する」というテーマ。
一般論として、相手が知り合いなら注意しやすいが、見ず知らずの他人に指摘するのは勇気が要る。
そして注意の仕方にも工夫が必要で、上手く言わないと親切心が仇になる。
相手を傷つけず、自分も傷つかずに相手の間違いや失敗を注意する方法を模索する。
そしてそういう勇気が必要になったのは個人主義的な人間関係が都会(東京)において発達してしまっているからであるという指摘もなされているという社会派的側面も(笑)。
みかんは「親切は他人に対する思いやりが発露であって、気兼ねしてすることではない。スマート(上手)に注意することは出来ないかも知れないが、見て見ぬふりは出来ない」と言う。
そしてしみちゃんとみかんが達した結論は「自分のつまらないプライドを捨てて他人のミスを指摘しよう」というもの。
サプライズとサスペンスに満ちたクライマックスの展開も見事でかなり秀逸かつ笑える回でした。
オチで人への親切を仇として返されるみかん。かわいいなあ(ぉ