『アニマル横町』

第22話 「どき☆どき うさぎとカメの巻」 / 「どき☆どき 探検隊の巻」
Aパートにすごく哲学性を感じたんですが。
近年社会でよくみられる、明文化されていないルールにおいて共有されるべき常識という観念の欠落を「うさぎとかめ」という寓話に託していたような気がした。
細大漏らさず事細かに規制が記されているくそ分厚いルールブックはそうした共有されるべき常識という観念の欠落した訴訟社会における六法全書のメタファーで、アニ横という人間世界の常識が通じないキャラクターがいわゆる「新人類」や「異文化」のメタファーだったり。
作画や演出もいつもより気合を感じたんですが(笑)。EDテロップを見たら脚本が横谷昌宏氏で絵コンテが西本由紀夫氏。監督、初めてコンテ切ったんじゃないでしょうか(笑)。
Bパートもケンタの乾電池をキーにして水準以上の面白さでした。あみの5歳児ネタはあんなにツッコんじゃいけないと思うけど。脚本は竹内利光氏。
2本とも面白く感じたのはすごく久しぶりです(ぉ


しかもなんかさり気に改変乗り切っちゃってるし。