『ルパン三世』

第1話 「ルパンは燃えているか・・・・?!」
言わずと知れた名作、旧ルパン三世の第1話。
洒脱でスタイリッシュな演出に心憎いシナリオで、今見ても全く色褪せることのない普及の名作。不二子のお色気もセクシーというより隠喩的で洒落ていて逆にエロティック。
ルパンと次元のマシンが入れ替わる前の、時計の音とモンタージュを組み合わせての緊張感を盛り上げる演出や、実際に入れ替わるときにアングルがコロコロ変わる止め絵の連続するシーンとか、本当に見事で舌を巻きます。
シナリオの完成度や演者の演技力、見事なセリフ回しと演出の巧みさに加えて、作監大塚康生さんをはじめとした作画スタッフ陣もすごいの一言。作り手の情熱は受け手にはっきりと伝わりますね。
実は先週レンタルしてきたんですが、この1話だけでもう7,8回は見てます。
黎明期特有のパワーと自由度が画面から横溢していて、こういう作品を見ると新作TVアニメを見るよりも、まだ見たことのない過去の名作を見るほうが、はるかに有意義だと思わざるを得ないです。