『大日本人』(2007)

昼間の回に行ったら自分を含めて何と7人! 後ろのカポーの全くツボを得ない笑い声に少々辟易しつつ漸く観た。


面白いんだけど、もっと面白くできるんじゃないだろうかと他人事ながらに思わせる何とも言えない映画だった。奇を衒わずに普通に見せてくれればいいのに。
「普通でないこと」が主題のひとつだから、「普通」の見せ方をしないという手法で撮ったのは「普通」なことだとは思うんだけど。
でもあのダイアローグは定住できる視点が欠落しているせいか、見ていてとにかく居心地が悪かった。長回しが多くて、最近映画を見てなかったせいか睡魔が。
松本人志は今まで無かった映画を作るみたいなことを言っていたような気がするけど、自己(主題)に対する「照れ」が随所に散見されたのが残念。映画なんだから照れるべきところはそこじゃないだろとか思ったり。
とりあえず語るべき言葉が見当たらないので態度は保留ということで。何せまともに映画観たのなんざ半年ぶりってんだからNE!!(びっくら


そしてやはり松竹系ということで流れた『河童のクゥと夏休み』の予告に本作以上に見入る。シナリオは原作とは割と違うみたい。
楽しみ。
というか予告編で既に勝手にぐっときてるわけですが(夏っていいなあ)。